ライフログ
リンク
カテゴリ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2007年 02月 14日
朝 8時 五穀玄米 団扇エビのみそ汁 田舎汁
昼 12時 うどん 黒パン 夜 5時から 鯛の塩焼き1尾 缶ビール1本 メバルの煮付け1尾 きのう取材で山口県の大島の対岸にあたる大畠というところに行って来た。 地元で鯛を一本釣りしている名人に、実際に鯛釣りを見せていただくためだったが、いま時分は季節はずれだと聞いていたから、鯛が船にあがることは期待していなかった。 しかし、さすが名人といわれるだけのことはある。 大島の端、彦島という小島の沖にポイントを定めて、「まあやってみましょうかね」と糸を垂らしてしばらくすると、もう結果がでた。 「来たみたいだね、ちいさいけど」 そういって名人がたぐったテグスに引かれて、銀鱗というか、遠目にも鮮やかなピンクに染まった鯛があがってきた。 それからも、名人は途切れることなく鯛をあげていった。 10時過ぎに出港しての2時間あまりの“にわか漁”だったが、10尾あまりの釣果があった。 船上の息抜きに楼主も糸を垂らしてみた。 大島の島の影になったおだやかに凪いだ海。季節はずれの温かい陽気につつまれて、釣り糸を垂らしているだけでも気持ちがいい。 餌の活きエビはつぎつぎに食べ逃げされ、そのつどテグスを引き上げ、餌を付け替える。その動作じたいが遊びのように楽しいのだ。 その遊びにも少し飽いて、ふと気がぬけて持ち場を離れたとき、同行のカメラマンが騒いだ。 「引いてるよ!」 その叫びに呼び戻されて糸をたぐってみると、陽光が射し入る海面に、ひらり、ひらりと輝くピンクの鱗を見せて鯛があがってきた。 テクズからぶらさがったのは、25㎝と名人が目測した真鯛。 なんとこの日、最高の獲物だった。 名人のものもいただいての釣果を土産に、いきようようと大畠を後にした。 その帰途、名人を紹介してくれた地元の活魚センターに寄って団扇エビを土産に仕入れてきた。 この団扇エビは、何年か前に京都の知人がこっちに野球を遊びに来た際、広島駅前の市場で仕入れて鍋にしてみたのが初体験。ダシはよく出るし、身は伊勢エビのようにうまいし、それ以来の「好物」だから、店頭に並んでいたのを目ざとく見つけては、買わずに帰るわけにはいかないだろう。 で、さっそく今朝のみそ汁の具になったというしだい。 昆布もカツオも無し。少しの野菜を入れて水から火を入れただけのプリミティブな料理だったが、期待を裏切らない味だった。 まあ天然の団扇エビに、出来不出来はないのだから、うまくて当然なのだが、きょうは朝から幸せだ。 人間、食べなくても生きられるが、食べ物は人間を幸せにしてくれる。
by suitonrou
| 2007-02-14 09:15
| 不食へのへろへろ道
|
ファン申請 |
||