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2008年 12月 03日
先日「犬のケゲン」について考察してみたので、今朝は「犬の好悪」について考えてみようと散歩に出かけた。
相手の人間が犬好きであるか嫌いであるか、あるいは自分を好いているかそうでないかを犬は即座に判断するという。 たしかに犬好きには、犬はじぶんから近寄って尻尾をふるし、犬が嫌いだったり警戒する人間には、犬の方も警戒して近寄ろうとしない。 もちろん、犬対犬の間にも好き嫌いの感情があることは疑う余地はない。 シロは黒レトリバーのアーニーちゃんを見れば「あたいの楼主に色目つかうんじゃないわよ!」と激高するし、長毛のバーディーちゃんなら、なんの邪気もなくじゃれあう。 まあ例外もあるだろうが、麻生首相とはちがって、犬にも確固とした好悪の感情があることは、おおむね支持されているといってもいいだろう。 そんなことをおもいながら、第6公園にシロを離して遊ばせていた。 ここでは毎朝、リタイア組らしい初老の男性がゴルフの練習をしている。 かれは犬が嫌いではないらしく、シロが近寄れば頭を撫でたりしてくれる。 楼主はゴルフを(公園で練習したり)する人間をあまり好きではないから、朝の挨拶だけですましている。それでかどうか、そのうちシロもあまり男性に近寄らなくなった。 そんなある日、といっても今朝だが、陽の当たる坂道を犬連れがやってきた。 ぐんぐんぐん、と頭頂部から姿をあらわしたその人物は、以前から散歩でよく見かける男で、すれ違いざまに剣呑な顔をして飼い犬のリードをぐいっと引っ張って、シロを避けるように通り過ぎる人物だった。 その応対が嫌らしくて、楼主はその男をあまり好いてはいない。 それでつい「あーあ、嫌なヤツがきましたよ」と、おもってしまった。 するとそのとき、足元でじゃれていたシロが男の飼い犬の柴犬めがけて脱兎のごとく向走って吠えたて、威嚇しはじめた。 シロよりふたまわりも小さい柴犬は、シロの形相におびえて飼い主の影にかくれた。それでもシロは柴犬に襲いかかろうとした。 そのとき、あわてた男の脚がシロの腹部を蹴った。 それでもシロは逃げようともせずに、ようやく追いついた楼主がなだめるまで威嚇しつづけた。 「おじさん、そりゃないだろ!」 日頃は温厚な楼主も、ケリにはさすがに抗議した。 しかし突っかけたのはシロのほうだ、こちらから誤るのが礼儀だったかもしれないが、暴力を目の前にしてそんな理性はすっとんでいた。 それでお互いに気まずいおもいを抱えたまま別れることになったのだが、その帰りにリードを引かれながら犬の好悪についてあらためて認識した。 どうみても、あのかわいらしい柴犬をそれほどシロが嫌悪したとはおもえない。 その飼い主にしたって、ほとんどシロは興味はなかっただろう。 楼主が男に嫌悪感を抱いた瞬間、シロはその飼い犬に向かっていったのだ。 つまり犬には、飼い主の好悪の感情に敏感に反応する感情もそなわっているということなのだう。
by suitonrou
| 2008-12-03 12:07
| シロちゃん日記
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